プロローグの裏話 「ドゥネダインの星」にまつわる2、3の事柄
●「ドゥネダインの星」は石(宝石)か?それとも金属製か?
私は随分長い間、「ドゥネダインの星」を、何故か真ん中に石が嵌っているモノのと思い込んでいました。たぶん、ネンヤやヴィルヤやエルフの石にしろ、指輪世界には力のある石の話が多いからそう思ったんですかね。
なもんで、宝石が嵌っているとしたら、「エレッサール王が北方王国の祭日にだけ身につけた」という代々北方王国の長達の頭を飾ってきたエレンディルミアにゆかりのある石なら萌えだなぁと、妄想を膨らませる気、満々でいたんですよ。
ところが、よくよく原作を確認すると、どこにも宝石が嵌っているとは書いていない。「放射状の光を放つ星形をかたどった銀のブローチ」としか描写がなかったのです。ってことは、平たい銀製のブローチか〜?????ある日、やっと気が付きまして、愕然としました。しぶしぶながら(←笑)慌てて、妄想を修正。ちぇーっ、エレンディルミアに絡めたかったのになぁ。あやうく、エレンディルミアとドゥネダインの星について、勘違いの大捏造をやらかすとこでしたぜ。ふー、危ない、危ない。
●ハルバラドの星の行方
追補の年表に、興味深い一文があります。
1436 (前後の文、略)王、サムワイズ殿にドゥネダインの星を与えられる。
さあ、出ました「ドゥネダインの星」。指輪の本編の方では「ドゥネダインの星」という表現を見た覚えがないんです。束教授が唯一記している箇所だと思っていますがそれで正しいですかね?>お詳しい方。
さて、この「ドゥネダインの星」、「終わらざりし物語(UT)」の「あやめ野の凶事」の章の注釈に色々興味深いことが書いてあります。この星をエレンディルミアと解釈して、「王がいかにサムワイズ殿を気に入っていたとしても、そんな大事なモノをホビット庄の庄長ごときにやるはずは無い(注※意略しました)」とほざいた研究者がいるそうな。この記述を知った時、ワタクシ、思わずムッとしましてね。
「何〜!?そんな大事なモノだからこそ、サムにあげたんじゃ!王はそういう人だ!何もわかっとらんな、このボケ〜!」と少々凶暴な気分になりましたのさ。
でもUTの注釈にはまだ続きがありまして、「ドゥネダインの星」はエレンディルミアではなく、星の鷲や、野伏達が身につけていた星ではないのか?という解釈が後に出たようです。
…ということは、さあて、ハルアラ好きーの血が騒ぎます。王様がサムにあげたドゥネダインの星とは、ペレンノールで散ったハルバラドの星ではないのか?
何故なら、勇者サムワイズ・ギャムジー殿は、従者の鏡。同じ従者の鏡のハルバラドの形見だから、サムにあげたのでは?そうであって欲しい。いや、そうに違いない。「サムに与えた星=ハルバラドが身につけていた星説」熱烈希望〜〜〜!
いやぁ、萌えますなぁ、UTのこの箇所は。
しかも、同様に思っている方はどうやら私だけではないらしく(>ね、Cさんv)ハルアラ好きーの共通願望かもと。でも、この説のファンフィクって見たことが無い。この「星を仰ぎて」でも、ここまでは書いていません。
さぁて、どうです?誰か書きませんか? (しみじみ、ほろにが甘〜なカンジで是非〜vvv。え?私?ほろにがはともかく、甘〜が書けない人なんで、誰か他の人が書いたのを読みたいっす)
こんなカンジでSSをアップする毎に裏話を付けていきます。楽しんでいただけましたか?
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